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◆Twitterはhttps://twitter.com/hanahono
新都社で漫画を描いています
・「ひとりぼっちのケリル」(2012/12/14更新・連載中)
・「nikako―ニカコ―」(2014/02/18更新・連載中)
・「ふわ〜り」(2010年夏ホラー漫画企画作品)
◆絵本(新都社文芸)
・「チャリティー・マラソン」(2012/08/31 読切)

2006.06.30

詩154

繊維のような脚に
玉のような胴体を
ぷわぷわ浮かせた蜘蛛さんが
急いでのぼってゆきました


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posted by はなほの at 13:34 |
2006.06.26

詩153

ひとりでいる時の雨の音は
とても優しい

ふと見た日付が
誰かの誕生日だったような気がして

外の緑が気持いいし
気温も丁度いい

最近「デジャブ」が多いのは
同じ場所に居続けるせいなのか


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posted by はなほの at 18:37 |
2006.06.23

詩152

俺がお前を買った時
お前は葉っぱが一枚も
ついてなかったけど
俺が水耕で挿しといたら
葉っぱが出て
育ち始めた

とおには言った


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posted by はなほの at 14:46 |
2006.06.20

詩151

隣の席に座った子を
いつも好きになった
席替えの度に
好きな子が変わった

とおには言った


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posted by はなほの at 16:54 |
2006.06.13

詩150

桜を思いながら
見ることなく

一歩外に出れば広がっている
空を見ることなく

みんなが憧れるものには
手が出せず

冬はとっても
生きるのが大変だ

心に残ったフレーズだけを繰り返し
心の中でずっと子供を励ましている


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posted by はなほの at 03:54 |
2006.06.12

詩149

感じたこと
ほとんど全部
喋っている

今日言わなかったことも
明日か明後日
喋るだろう

未分類のことだらけだ
ばらばらの印象を全部繋げて
楽になりたいのよ


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posted by はなほの at 07:23 |

詩148

人が大人であることを
期待しているのは
いつも私の方だ

幼すぎて
人とまともに
愛し合えなかった

絵を描くことは
絵をうまく描くより
ずっと難しいんだな

そして私は
ついに20代で世に出ることは
できないのだろう


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posted by はなほの at 03:51 |
2006.06.11

詩147

赤紫色の空だった
線路の上を
4mくらいある大男が
向こうに歩いていく
私はその人を
ずっと見ていたいと思った


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posted by はなほの at 02:55 |
2006.06.10

詩146

作品よりも今の方が大事だ
言葉はどうせ感覚の入り口

自分だけのものは
きっと自分以上に誰かのもの

恥ずかしい気持は
感じる者の特権なんだ


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posted by はなほの at 03:33 |
2006.06.09

詩145

私の記憶にある風景を
誰か説明してくれ
一度だけ行った場所
外部の刺激が強烈で
ただ訳がわからなかった
プールの脇の植え込みには
闇が潜んでいた

覚えているのは
光溢れる水面
たくさんの笑い声
狭い通路
無機質なブロック塀
幼い頃の記憶は
すべてこんな感じだ

お父さんや
おじいちゃんが
友人に家族を紹介して
気の利いた挨拶も
子供らしい仕草もせずに
ただ決まり悪そうに
会釈していた

思い出す時
孤独な横顔が浮かぶ人のことを
いつも心から好きになる


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posted by はなほの at 18:47 |
2006.06.07

詩144

綺麗な街なのに
田舎へ向かう電車の
このホームだけがやけに古くて
空一面曇った昼下がりは
まるでモノクロの世界
こんな気分は長い間
私の居場所だった

私を引き止めないで
うちに残してきた
あの子のことが
心配だから
何度かけても
電話に出なくて

私を引き止めないで
そっちに行きたくなるけど
だめだ私は
帰らなくちゃ
あの子がひとりで
待っているから


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posted by はなほの at 19:56 |
2006.06.04

詩143

死んでいく時の風景を選べるなら
かえるの大合唱を聴きながら
夏の夜空に心を放ち
昔の自分と手を繋いでいくのが
素敵かもしれない


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posted by はなほの at 21:37 |