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はなほのお絵かき生活

2005.04.11

寿司の夢、そして日本人の感性(画像:おせんべ食う鬼)

最近よくお寿司を食べるんだ。貧乏人だからお寿司なんかほとんど買わないし、食べに行ったりも全然しないんだけど、本当は二人ともすごく食べたいのだった。こんなに好きなのに、この欲求を無視したまま生きていいのか?人生短いのに?それ以上に望むことなんてそうそうないのに?……なので、自分で握ったのでしたー!!
マグロをサクで買ってきて、包丁でネタを切って、酢飯をひとつかみずつ握って、ワサビをつけてネタを乗せる。カツオは生姜と葱を乗せて。あぶったサーモンでも作った。あとのり巻も。最近初めてやったんだけど、お寿司ってこんなに簡単に食べられるんじゃん!!しかも買って食べるより全然安いし。回転寿司くらいの出来ではあると思うよ。

みん太が「寿司握ってよ」と懇願したので初めて挑戦したんだけど、とっても感激してくれた。みん太が気に入っていた岡本かの子の『鮨』という作品を暫く前にまた二人で読んだので、「拵える人は、おまえさんの母さんだよ。」「すし! すし」などと言って真似をしながら食べたのだった。
刺身もいいんだけど、寿司の方が夢があるんだよね。完璧な食べ物だよね。一口で完結することの心地よさっていうのは、味わってみないと分からないんじゃないのかな。食事というものは皿から手か道具を使って食べるとか、塊を一口ずつかじるっていうのが世界の標準なんだよね、きっと。
寿司は主食とおかずがひとつになっていて、しかも初めから混ざっている訳ではなく、自分の口の中で味や食感が融合していくのを楽しむんだよね。何だか自分で作ってみて、改めてこのシンプルで合理的な寿司というものの世界に感動しました。

お菓子の個包装も(言うまでもないかもしれませんが)本当に徹底してるよね。高いのは問題だが…。形とか食感で美味しく感じさせる文化がどこまでも発達していくよね。結局味が濃いだけとか量が多いだけの輸入品のお菓子って、なかなか主流にはならないんじゃない?

よく日本文化の発達の仕方を考える時に、年少者に優しくあろうっていう方向を持ってるんじゃないかと思うんだよね。ひらがなが生まれた理由も同じなんじゃないかと思って。それは結局、年寄りや病人にも優しくっていうことになっていくんだろうけど。
自分にとって簡単なことや標準的なことでも、ハードルが高いと感じる人がいるから、その人に合わせる為に感覚を研ぎ澄ましていく。そうやってハードルを下げることで、誰にとっても気持よく簡単なもの、つまり品質の高いものを生み出すことになる。今の社会だったらそれが企業の利益になる訳だから、どこまでも追求していく。

つまり日本人の感性は、子供なんだよね。お菓子って子供だけが食べるんじゃないもんね。大人がすっごい食べるし、大人の為に作ってるお菓子ばっかりだし。大人がお菓子を食べる時、子供に帰ってる。
寿司を食べる時も、自分の為に食べやすく、美味しく、気持よくしてもらっていて、当然のようにその愛に包まれていいっていう安心感を堪能してる。
お握りもそうだね。今日は随分働いて疲れたから、さあ食べようっていう時、お握りの嬉しいことと言ったら…。お弁当箱よりもやっぱり、体動かした後なんかは手で持ってぱくっとしたいよね。
(何かの知識があって言ってる訳ではなく、飽くまで私が勝手に思っただけのことだけどね。)

それにしても、自分の欲求に優先順位をつけて整理するっていう作業はつくづく大事だと思うね。すごくしたいことを諦めて見ないようにしながら、どうでもいいことにその何十倍もの金やエネルギーを割いちゃってるっていうことがいくらでもあるもんね。整理されてない情報の中から自分で選択して決めるってことは実はとっても難しいからさ、目の前にあることだけを処理するのが楽なのは当たり前なんだよね。特にそういう大事なことを私たち教わってないんだもん。貧乏性だし…。
でも、整理することから逃げるのはもうやめ。苦しくむずくめんどいけど、自分の欲求に気づいてそれを満たせるのは自分だけだもん。それだけは、誰もやってくれないんだよね…。
おせんべ食う鬼
画像:おせんべ食う鬼
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posted by はなほの at 16:05 | らくがきと文章