メールは hanahono.office2@gmail.com へお願いします(お使いのメールソフトが開きます)

◆Twitterはhttps://twitter.com/hanahono
新都社で漫画を描いています
・「ひとりぼっちのケリル」(2012/12/14更新・連載中)
・「nikako―ニカコ―」(2014/02/18更新・連載中)
・「ふわ〜り」(2010年夏ホラー漫画企画作品)
◆絵本(新都社文芸)
・「チャリティー・マラソン」(2012/08/31 読切)

2009.05.02

詩212

夕方は夜の入り口

窓から入りこむ風は
少し寒いけど
このままがいい

この時間帯は
ひとりでいる人に
優しい

グラデーションの一番底を
見ていたい
posted by はなほの at 19:17 |
2009.04.28

詩211

猫は
温かくて
やわらかくて
重たい
posted by はなほの at 12:43 |
2009.04.27

詩210

ごめんね 
今までずっと
新しいお皿を買ってあげることもなく

ああ私は
お前たち全員が乗るのに
十分な大きさの船を作らなくては
posted by はなほの at 05:55 |
2009.04.21

詩209

雨が降り続いているわ
ずっとこのままでいい
世界は大きな川になり
私の二階の窓を通過していく

雨が降れば
ずっと遠くにいる人のことを考える

雨の日には
人々は皆同じ姿になり
昔の記憶と対話するの

雨の中では
皆ひとりぼっち

雨は人間を
真面目にするの
posted by はなほの at 18:05 |
2009.04.20

詩208

明かりを消した部屋で
眠るお前たち
宇宙に浮かんだ三つの星
私はひとりでコーヒーを飲みながら
幸せなのだと思う

机の横には窓がある
夜になればそこから
全世界が流れ込んでくる
闇に光るのは無数の星
今は全世界が夜なのだ
posted by はなほの at 00:55 |
2008.08.31

詩207

花火に向かってあの人は歩いていく
さっきまでは確かに笑って答えてくれたから
私は後を追って歩く
ここは来たことのある場所
それも夜 見上げる大きな坂が始まる場所

皆口々に足早に 夏祭りに向かう人の群れ
私はあの人を追って急いだ
大きな花火が次々に打ちあがる
絶え間ない時間の喪失のように
印象的なのは 緑の花火と青紫の花火

随分大きなお祭りだね 一緒に行ったら楽しいのに
もうずっと先へ行ってしまったあの人は
橋まできたところでふいに角を曲がり
花火の方へは行かずに川の方へ下りていく
ひとり静かな暗闇の中へと
タグ:
posted by はなほの at 22:08 |
2008.08.11

詩206

時間よ帰ってこい この手の中に
今度は眩しい光に変えて 世界に返すから
タグ:
posted by はなほの at 00:31 |
2008.07.30

詩205

親に捨てられた子猫たち
切なさの中で目覚めて
ひとしきり泣く
タグ:
posted by はなほの at 10:34 |
2008.07.23

詩204

兄が妹を見ている時
妹が兄を見ている時
タグ:
posted by はなほの at 22:22 |
2008.07.13

詩203

真っ暗な部屋から
昼間の澄んだ世界を見ていた
私もずっと闇の中で
光に飢え続けていたのだ

心ときめくのは夜の街
体の芯がなくなるような
大きな風よいつまでも続け
あの時私は興奮していたのだ
タグ:
posted by はなほの at 20:46 |